もう騙されない!悪質な外壁塗装業者の特徴とトラブル回避の方法

現在、投資詐欺や還付金詐欺、オレオレ詐欺がたくさんはびこっていますね。
だからこそ、誰を信じて良いのか、どの会社なら信用していいのかわからなくなりますよね。
大手会社だと、名前だけで信頼性がUPしますが、私たち地元の小中企業は信頼関係を築くのもそう簡単ではありません。
ですが工事などを依頼するときは大手ハウスメーカーに頼むとお値段が高くなるので信頼できる地元の業者さんに頼みたいですよね・・・
そこで!今回は悪質な業者に引っかからないように工事をいらいする際に見極めてほしいポイントをまとめて行こうと思います!!
悪質業者を見抜くチェックリスト
悪質業者は信頼を得るのがとても上手です。
言葉巧みに成約まで持ち込むので以下の点をチェックしてみましょう!
事前調査のチェックリスト
会社情報の明確化
会社名、住所、電話番号、代表者名がはっきりしていることが大前提になります。その上で建設業許可(塗装工事業)や塗装技能士などの資格を保有しているかなど、ウェブサイトやホームぺージなどで確認しましょう。また、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト」や消費者庁の「特定商取引法ガイド」で、過去に行政処分を受けていないかを確認することもできます。
口コミや評判
インターネットで会社名を検索し、利用者の口コミや評判を調べましょう。口コミに対しての返答などもとても大切です。また、検索する際に会社名と一緒に「手抜き工事」「追加費用」といったキーワードと組み合わせてみるのも効果的です。もちろん友人の紹介や地元の工務店やリフォーム業者など、第三者からの評判も参考にすることも大切です。
複数の業者から相見積もりをとる
塗装工事は価格差が大きいことがあるため、最低でも3社以上から相見積もりを取り、料金の相場や内訳を比較しましょう。
前回のブログでもお話しましたが、相見積もりを取ることで、料金の妥当性やどこまでサービスしてもらえて、どこまで希望に沿った形になるかなど内容を比較したり、検討したりすることができます。1社だけの見積もりで即決せず、2~3社から見積もりを取るようにしましょう。
診断・見積もり時のチェックリスト
丁寧な現場調査
建物全体をただ確認するのではなく、屋根に登ったり、外壁や付帯部を一カ所一カ所を細かく丁寧に確認し、必要に応じて屋根裏や床下まで調査しているか。また、劣化状況やお客様では確認することが困難な部分を細かく写真に撮り、専門的な説明をしてくれるかなどに注目しましょう。
内訳や詳細がわかりやすい見積もり
「一式」とだけでまとめて記載されているのではなく、どの場所にどの塗料を使用するか、塗料の種類、メーカー、数量、単価、工事内容(足場、高圧洗浄、下塗り、中塗り、上塗りなど)が詳細に記載されているかをしっかり確認しましょう。また外壁面積はお家によって様々です。近年メインの外壁とベランダの壁などのアクセント部分だけ色を変えるお家も多いです。塗装面積が「坪数」ではなく「㎡(平米)」で記載されていることも確認しましょう。
危険なサイン!
以下のいずれかに当てはまる場合は特に注意が必要です。
突然来た訪問営業
まともな会社が訪問営業をする場合はもちろんあります。
近くで工事をやる為に近隣挨拶として会社の名前を知ってもらうことは営業としてどの会社でも有り得ることだと思います。が、「モニターになってくれたら無料」「自社で開発した塗料で施工させてくれたら安くします」など、おいしい話をしてくる訪問営業はかなり警戒が必要です。
即決を迫る
「今すぐ契約すれば半額にしますよ!」「上司に確認したら今日中に決めてくれればご希望の金額まで下げられるそうです。」などと言って、冷静な判断をさせず、すぐ契約に持ち込もうとするのは危険です。
工事費用を全額前払い
塗装工事は金額が大きい事もある為、手付金や中間金などをお願いする会社も多く一般的ですが、工事前に全額請求される場合はかなり注意が必要です。
信頼して契約に至っているので、なかなかここで疑うのは難しいです。その為、前もって支払方法などを確認することが大切です。
自社開発のオリジナル塗料を薦める
一般的なメーカーの塗料ではないため、性能や価格の比較が難しいです。また、手抜き工事に繋がりやす為トラブルの原因になります。施工時にはわからないかもしれませんが、数カ月・数年後には塗膜が剥がれてくるなどの施工不良がみられる場合があります。
契約内容が書面ではなく口頭
契約の内容や、保証、アフターフォローについて口頭で説明するだけで、しっかり書面にされておらず、保証書も出さない。
口約束はトラブルが起こった際にも解決が難しく、不利になる可能性があります。
しっかり書面にしてもらい、トラブルが起こった最悪の事態に備えましょう。
診断依頼の手順とポイント
塗装業者への診断依頼と、その後の手順について詳しく解説します。
依頼後、担当者が建物を訪問し、劣化状況を詳しく調査します。この現地調査が、正確な見積もりを作成する上で最も重要な工程です
STEP1 塗装業者へ診断依頼
塗装工事を検討する上で、まずは建物の劣化状況を正確に把握することが見積作成において最も重要です。複数の業者に診断を依頼し、その結果を比較検討する方が、最適な業者を見つけ悪質な業者に騙されるリスクを最小限に抑えることができます。
依頼方法はいろいろある
- インターネットで検索する: 地域の塗装業者を検索し、ホームページから問い合わせフォームを利用するか、LINEや電話で直接連絡します。
- 一括見積もりサイトを利用する: 複数の業者にまとめて見積もりを依頼できるサイトを利用すれば、効率的に比較検討できます。
- 地域の工務店やリフォーム店に相談する: 地域密着型の業者であれば、親身に対応してくれる場合が多いです。
依頼時に伝えるべきこと
- 氏名、住所、連絡先
- 建物の種類(戸建て、アパートなど)
- 築年数
- 気になっている劣化症状(ひび割れ、チョーキング、色あせなど)
STEP2 現場調査
依頼後、担当者が建物を訪問し、劣化状況を詳しく調査します。この現地調査時上記のような危険サインがないかしっかり確認しましょう。
診断時確認するところ
- 外壁の目視確認: ひび割れ、塗膜の剥がれ、チョーキング(手に白い粉が付く現象)など、外壁全体の劣化状況を細かく確認します。
- 屋根の診断: 可能な場合は、屋根に登って目視で確認するか、ドローンや高所カメラを使って診断します。屋根材のひび割れ、反り、コケの発生などをチェックします。
- 付帯部分の確認: 軒天、雨樋、破風板、雨戸、水切り、ベランダ・バルコニーなど、外壁以外の部分も劣化がないか確認します。
- 専門的な診断: 業者によっては、打診棒で壁を叩いて内部の浮きを確認したり、専用のスケールでひび割れの幅を測定したりします。
診断時にできる対策
- 必ず立ち会う: 診断には必ず立ち会い、担当者がどのように調査しているか確認しましょう。
- 質問をする: 診断中に気になったことや不安な点は、その場で遠慮なく質問しましょう。丁寧かつ専門的な回答をしてくれるかどうかも、業者を見極めるポイントです。
- 写真や動画を撮ってもらう: 診断結果を後から確認できるよう、劣化箇所を写真や動画で記録してもらいましょう。
STEP3 診断結果報告及び見積りの提示
現地調査後、一般的には数日から1週間程度で診断結果の報告と見積もりが提示されます。
報告書・見積書の内容確認
- 診断報告書: 劣化箇所を写真付きで分かりやすく解説してくれる報告書を求めてください。口頭だけの説明は一般の方はわからないことが多い為、混乱する可能性があります。できるだけ避けましょう。
- 見積書の内訳: 「一式」ではなく、使用する塗料の種類、メーカー、数量、単価、工事内容(足場、高圧洗浄、下塗り、中塗り、上塗りなど)が詳細に記載されているか確認しましょう。
- 複数プランの提案: 業者によっては、似た色でもシリコン、フッ素、無機など、複数の塗料プランで見積もりを提示してくれることがあります。それぞれの塗料の特徴や耐久性、価格が全然違います。何が一番お家に合っているのか様々な意見を聞いて比較検討しましょう。
STEP4 検討する
- 即決しない: その場で契約を迫る業者には注意が必要です。複数の業者の見積もりを比較し、工事内容や価格、担当者の対応などを総合的に判断しましょう。
- 不明な点は質問する: 見積書の内容で分からないことがあれば、納得できるまで質問しましょう。
以上の手順を踏むことで、悪質な業者に騙されるリスクを減らし、信頼できる業者に安心して塗装工事を依頼することができます。
何より丁寧に真摯に向き合ってくれる業者にマイホームを託しましょう。
これらのチェックリストを活用して、信頼できる塗装業者を見つけ、トラブルを未然に防ぎましょう。少しでも不審な点を感じたら、契約を急がず、国民生活センターや消費者センターに相談することも検討してください。
みなさまの大事なお家です。悪質業者に騙されないことを心より願っています。
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また、ホームページには施工事例もありますので
気になる方はチェックしてみて下さいね!