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狭山市外壁塗装!塗料の種類と特徴

狭山市外壁塗装!塗料の種類と特徴

外壁塗装や屋根塗装で使われる塗料の種類はたくさんあって何が自宅の外壁や屋根に良いのかわからないですよね。塗料の種類によって施工金額も変わってくるのでここは5年・10年先を見越して慎重に決めたいところ・・・でも塗料の知識なんてないし・・・
そこで今回は外壁に使われる塗料についてまとめていこうと思います。


外壁に使われる塗料には「耐久性を決める合成樹脂」の違いによってさまざまな種類があり、それぞれに特徴、耐用年数、価格などが違うので塗料の種類や選び方のポイントと併せて解説していきます!

塗料選びのポイント

最適な塗料を選ぶためには、以下の要素を総合的に検討しましょう。

求める耐用年数と予算

    • 初期費用は安良くても、耐用年数が短いと塗替え回数が増え、トータルのコストが高くなる可能性があります。フッ素や無機塗料は初期費用が高いですが、長期的に見るとコストパフォーマンスが良くなることもあります。
    • 一般的にコストと耐久性のバランスが良いシリコン塗料ラジカル制御型塗料が人気です

建物の立地と環境

    • 日当たりが強い地域:紫外線に強いフッ素塗料、無機塗料が有利。
    • 湿気が多い地域:防カビ・防藻性の高い塗料がおすすめ。
    • 交通量の多い道路沿い:排気ガスなどの汚れに強い低汚染塗料が適しています。
    • 屋根:外壁よりも過酷な環境にさらされるため、外壁よりもグレードの高い塗料(遮熱塗料など)を選ぶことも有効です。

外壁材や屋根材の種類

    • モルタル壁など:ひび割れが生じやすい場合は、弾性(柔軟性)のあるウレタン塗料やピュアアクリル塗料、または弾性タイプのシリコン塗料などが適している場合があります。
    • 金属屋根(ガルバリウム鋼板など):断熱塗料や遮熱塗料が特に効果的です。

仕上がりの色と艶

    • 塗料には「艶あり」「7分艶」「5分艶(半艶)」「3分艶」「艶消し(艶なし)」などがあり、見た目の印象が大きく変わります。艶ありの方が、一般的に汚れがつきにくく、耐久性も高いとされています。
    • 色の選択は、小さな色見本(カラーサンプル)で見るよりも、実際に塗った面積が広くなると明るく見える傾向があるため、好みの色よりワントーン暗い色を選ぶとイメージに近くなることがあります。

水性と油性の違い

水性塗料と油性塗料の最も大きな違いは、希釈剤(薄めるために使う溶剤)の種類と、それに伴う安全性や環境への影響、耐久性です。

油性塗料はシンナーで主成分を溶かして素材に深く浸透させるため密着性が非常に高く、硬くて強靭な塗膜を形成するため耐久性に優れています。

水性塗料も近年耐久性や密着性も大きく向上しましたが油性には及びません。屋根や鉄部などの日光や雨風などの環境の影響を大きく受ける場所には油性塗料が使用されることが多いです。

ただ、シンナーは臭いがかなり強く、作業環境や近隣への影響、環境負荷が大きいです。そのため一般住宅や内装の塗装では水性塗料が主流になっています。

外壁塗料の主な種類と特徴

塗料のグレードは一般的に、

アクリル<ウレタン<シリコン<フッ素<無機の順で高くなり、耐用年数も長くなる傾向があります。

アクリル塗料

外壁塗装に使われる塗料の中で、最も歴史が長く、現在でも特定の用途で使われている塗料です。ですが一般住宅の外壁にはおあまりお勧めしていません。

メリット

・価格が安い(初期費用を抑えられる)

塗料の中で最も安価なため、店舗などリフレッシュをしたい場合や短期間で家を売却する場合などにおすすめです。

発色が良く、古くから様々なメーカーに扱いがある為、カラーバリエーションが豊富

です。

 

・扱いやすい

乾燥が早いため、DIYや小規模な塗装にも適しています。

 

・湿気にくい

下地に溜まってしまった湿気が塗膜の外に行きやすい為、塗膜の膨れを防ぐ効果が期待できます。

デメリット

・耐用年数が短い

紫外線に弱く、他の塗料に比べて劣化が早いです。

塗膜の光沢が失われることも多く変色や色褪せが目立ちやすいです。

 

・長い目で見るとコストパフォーマンスが良くない

耐用年数が短いため、美観を保とうとすると塗り替えの回数が増えます。塗替えの度に足場代や人件費が発生することを考えると結果的に費用が高くなります。

 

・ひび割れしやすい

アクリルには塗膜に柔軟性を持たせるための成分(可塑剤)が入っており、この成分は紫外線によって失われていきます。成分がなくなり硬くなったアクリルの塗膜は、外壁の動きに追従できず、ひび割れ(クラック)が発生しやすくなってしまいます。

ウレタン塗料

アクリル塗料の次に長い歴史を持つ塗料で、かつては外壁塗装によく使われており、主流でした。現在では特定の箇所に使われることも多く、ウレタン塗料の柔軟性や密着性を活かしている業者も多いです。

メリット

・塗膜が柔らかく、密着性が高い(汎用性が高い)

ポリウレタン樹脂が持つ弾力性により、塗膜が柔らかく、木材や金属、塩ビなど様々な素材にしっかりと密着します。付帯部などの様々な材質が混在している部分の塗装や、経年によって変化しやすい木材などに特に適しています。

 

・ひび割れ(クラック)が発生しにくい

塗膜に柔軟性があるため、建物の動きや、木材などの伸縮に追従し、ひび割れを防ぐ効果があります。

 

・光沢のある美しい仕上がり

塗膜が厚く、高級感のある光沢が出やすいという特徴があり、仕上がりの美しさも評価されています。

 

・価格が比較的安い

現在主流のシリコン塗料よりは安価で、塗装の初期費用を抑えることができます。

デメリット

・耐久性(耐用年数)が短い

外壁塗装の主流であるシリコン塗料(10~15年程度)と比べると耐用年数が短く、紫外線にも弱いため、頻繁な塗り替えが必要になります。

 

・長期的なコストパフォーマンスが悪い

耐用年数が短い分、塗り替え回数が多くなり、トータルで見ると耐久性の高い塗料よりも費用が高くなる可能性があります。

 

・変色しやすい

特に溶剤系(油性)の場合、紫外線により黄変(黄色く変色すること)しやすいという欠点があります。

 

・油性(溶剤系)は臭いが強い

耐久性の高い油性タイプは、シンナーなどの有機溶剤を使うため、特有の強い臭いが発生し、近隣への配慮が必要になります。

 

ウレタン塗料が適しているケース

ウレタン塗料は、その特性から以下のような箇所への塗装に特に適しています。

用途

付帯部(細かい箇所)の塗装:雨樋、破風板、軒天、手すりなど、様々な素材が混在する箇所や、弾性が求められる箇所。

 

木部:伸縮する木材を保護するのに優れています。

 

防水塗装(ベランダ・屋上):ベランダなどは複雑な形状になっていることも多く、高い弾力性が求められる。また建物の揺れによってひび割れることのないようウレタン塗膜防水材が使用されることがよくあります。

シリコン塗料

シリコン塗料はさまざまな塗料が出ている中で価格と性能、特性などをバランスよく兼ね備えており、現在、どの塗装業者もシリコン塗料をお勧めすることが多いです。

メリット

・コストパフォーマンスが抜群

紫外線や風雨に強く劣化、色褪せ、剥がれが起きにくい性質のシリコンは、耐用年数ウレタン塗料より長く、フッ素塗料より価格が安いため、価格、性能が中間層に位置します。長期間景観を保護できる為、塗り替え回数を減らせます。アクリル塗料などの安い塗料を使用して短期間で塗替えていくより少し価格が上がっても、塗替えの度に足場をかけることを考慮するとシリコン塗料の方がコストパフォーマンスはいいです。

 

・汚れにくい(低汚染性)

排気ガスや埃などで汚れにくいです。

また、水に馴染みやすく、水に濡れやすい性質(親水性)や撥水性が高く、雨で汚れが流れ落ちやすいため、美観を長く保てます。

(セルフクリーニング効果があります。)

 

・商品バリエーションが豊富

現在主流になっている塗料の為、各メーカーから様々なグレードや色、機能(遮熱・低汚染など)の製品が販売されています。用途や予算に応じて選ぶことが出来る為、希望に沿った外壁にしやすいです。

デメリット

・塗膜が硬く、ひび割れ(クラック)しやすい

弾力性に優れたウレタン塗料に比べて塗膜が硬いため、建物の動きに対応しきれず、塗膜自体にひび割れを起こすことがあります。(※高弾性機能を持つ製品もあります)

 

・密着性・重ね塗りに注意が必要

撥水性が高いため、塗り替えの際に下地処理や下塗り剤をしっかり選定・施工しないと塗料を弾き密着性が低下する可能性があります。

 

・選定が難しい

グレードや機能の違う商品が市場に多く出回っているため、中にはシリコン含有量が少なく、耐久性が欠如した安価な製品も出回っているのが現実です。選定する際は信頼できる塗料メーカーやグレードにすることが必要です。

ラジカル制御型塗料

そもそもラジカルって何?

塗料は、太陽の紫外線が塗料に含まれる酸化チタン(白色顔料)に当たると、「ラジカル」を発生させます。この「ラジカル」は非常に不安定で、本来電子は2つで1組の構造で安定します。ですが「ラジカル」は対になっていない分子なので、すでに対になっている電子の片方の分子と対になろうとします。そのため、対になっていた電子が安定するための分子を失い、これが塗膜の劣化(色あせ、チョーキングなど)を引き起こします。

ラジカルを制御する塗料の仕組み

・ラジカル発生の抑制

酸化チタンの周りをシールド(高耐候酸化チタンなど)でコーティングし、紫外線が直接当たらないようにして、ラジカルの発生自体を抑えます。

 

・ラジカルの不活性化

わずかに発生してしまったラジカルも、配合された光安定剤(HALS)が捕まえて働きを止めることで、塗膜の劣化を防ぎます。

メリット

・高いコストパフォーマンス

シリコン塗料と大きく変わらない価格帯でありながら、紫外線による劣化が抑えられるため、塗膜が長持ちします。耐久年数はシリコン塗料(8〜15年)よりやや長く、フッ素塗料(15〜20年)に匹敵する性能が期待できます。そのためメンテナンス費用を抑えられます。

 

・チョーキング現象が起こりにくい

ラジカルの発生が抑制されるため、塗膜のチョーキング(顔料の成分が粉上になって表面に出てくる現象)が非常に起こりにくく、長期間にわたって外壁の美観と色合いを保てます。

 

・防汚性・防カビ性に優れる

塗膜の劣化が少ないことで、汚れやカビ・藻の発生も抑えやすく、清潔な外観を保ちやすいです。

デメリット

・濃い色のバリエーションが少ない

近年では濃い色に対応した製品も増えていますが、バリエーションは少なめ。ラジカル制御の仕組みに白色顔料である酸化チタンが関わるため、黒などの濃い色の塗料では、ラジカル制御効果が十分に得られない製品があります。

 

・実績年数が短い

比較的新しい塗料であるため、フッ素塗料のように長期的な実績データがまだ十分ではありません。実際に外壁塗装を行ったケースの実績が少ない為、評価がメーカーの期待耐用年数に基づいたものがメインになる。

 

・製品による性能差

各メーカーが独自の技術で開発しており、ラジカル制御の仕組みや効果が統一されているわけではありません。その為性能にばらつきが生じることもあります。信頼できる大手メーカーの製品を選ぶことをお勧めします。

フッ素塗料

現在の外壁・屋根塗装において、最も耐久性が高い塗料のグレードの一つとされています。

航空機や高層ビルなど、高い耐久性が求められる分野でも使用されるフッ素樹脂を主成分としており、長期的なコストパフォーマンスを重視する方に選ばれています。

レインボーブリッジや東京スカイツリーに使用されています。

しかしフッ素樹脂の製造過程で大量のエネルギー消費や温室効果ガスが放出されるなどの懸念や、中には環境や人体に害を与える物質が含まれている場合があり水質汚染の原因になるとされているものもあります。

メリット

・圧倒的な耐久性・耐候性の高さ

初期費用は高いですが、耐用年数 15年~20年と、アクリル、ウレタン、シリコン塗料と比べて最も長く、塗り替えの頻度を大幅に減らせます。

紫外線や酸性雨、温度変化など、過酷な環境下での劣化に非常に強く、建物を長期的に保護してくれます。

 

・親水性による優れた低汚染性

塗膜が水に馴染みやすい親水性を持っているため、雨水が付着した汚れを洗い流してくれるセルフクリーニング効果が期待できます。

カビや藻の発生を抑える効果も高いです。

 

・美しい光沢の持続

塗膜の劣化が遅いため、艶や光沢を長期的に保持できます。

デメリット

・初期費用が高い

㎡単価が他の一般的な塗料(シリコンなど)に比べて高いため、一度の施工にかかる費用は高額になります。予算に制限がある場合は大きなデメリットとなります。

 

・塗膜が硬く、ひび割れやすい

塗膜が非常に硬いため、建物の微細な動きやひび割れの影響を受けやすく、塗膜自体が割れてしまう可能性があります。モルタルなどの高い弾性(伸縮性)が必要な外壁には下塗り材を弾性のあるものにするなどの対策が必要です。

 

・マットな質感は難しい

光沢のある仕上がりになる製品が多いため、マット(ツヤ消し)な質感を選びたい場合には不向きな場合があります。

 

・再塗装時に密着性が低いことがある

塗膜が硬く、親水性も高いため、塗り替え時に塗料が密着しにくい傾向にあります。塗替えの際には、フッ素塗料の施工に慣れた知識のある業者を選ぶことが必要です。

無機塗料

現在の外壁・屋根塗装で使われる塗料の中で、最も耐久性が高いグレードの塗料の一つです。

主成分にガラスや石などの鉱物を原料とする無機物(セラミック、ケイ素など)を配合されており紫外線や湿度などの環境要因に対する抵抗力が強い塗料です。

メリット

・圧倒的な耐久性・耐候性

塗料の劣化原因となる紫外線で分解されない無機物を主成分としているため、塗膜が非常に長持ちし、20年を超える耐用年数が期待できます。

長期間、色褪せや光沢の低下が起きにくく、外壁の美しさを維持します。

 

・優れた低汚染性(セルフクリーニング効果)

無機物の特性として親水性が高く、汚れと塗膜の間に水が入り込みやすいため、雨が降ると汚れが自然に洗い流される「セルフクリーニング効果」が期待できます。

カビや藻の栄養源となる有機物の含有量が少ないため、防カビ・防藻性にも優れています。

無機物は静電気を帯びにくい性質もあり、空気中のホコリやチリが付着しにくいという点も低汚染性に貢献しています。

 

・燃えにくい(難燃性)

無機物は不燃性(燃えない性質)を持つため、有機塗料に比べて延焼を防ぐ効果が高く、防火性に優れています。

 

・長期的な費用対効果が高い

初期費用は高額ですが、耐用年数が非常に長いため、塗り替え回数が減り、**長期的なメンテナンスの総費用(ライフサイクルコスト)**で考えると、他の塗料よりも割安になる可能性が高いです。

デメリット

・初期費用が最も高い

高性能である分、塗料単価が最も高く、一度の工事にかかる費用は大きくなります。

 

・塗膜が硬く、ひび割れやすい

無機物(ガラスなど)の性質上、塗膜が非常に硬く、柔軟性(伸縮性)に乏しいという弱点があります。

地震や建物の動き、ひび割れやすい外壁材(モルタルなど)に使用すると、塗膜が追従できず、一緒にひび割れてしまうリスクがあります。近年は、この弱点をカバーするために弾性を持たせた無機塗料も開発されています。

 

・施工に高い技術が求められる

塗膜が硬いため、均一にムラなく塗るためには熟練の職人の高い技術力が必要です。施工不良が起きると、せっかくの高性能を発揮できません。

 

・ツヤ消しが難しい

ツヤを消すために添加剤を加えると、無機塗料本来の耐久性を損なう可能性があるため、基本的に光沢のある仕上がり(艶あり、5分艶、3分艶など)の製品が多く、完全にマットな仕上がりは難しい場合があります。

 

まとめ

いかがでしたか?

塗料一つとっても様々な種類があって何が良いか悩んでしまいますよね。

大きな資産である家屋は大事に、長期的に保護していきたいと思うのは当然の事。

専門家の意見を聞いて価格と耐久年数のバランスをしっかりとれるものにしましょう。

TOIROでは外壁劣化診断士や一級塗装技能士が在籍しておりますので、お客様のご意見ご要望にしっかり耳を傾け一番いい提案をさせていただきます😊

 

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