【狭山市】種類別に見る屋根施工!
みなさん自分のお家の屋根を見ることってあまりないですよね。
雨漏りや、自然災害など目に見える事が起こると気になるものの・・・登ってまで見に行けないのが現実です。
ですが、屋根はお家の中でとっても重要な部分!汚れなどは気にならなくても機能性が落ちていないかどうかはチェックが必要です!
そこで今回は屋根の種類別に施工のタイミングや施工方法を見ていきましょう!
屋根材の種類
屋根の材料も時代やニーズに合わせて変化しています。
その為屋根の種類をまず把握して、どのような施工が必要になっていくのを知ることが屋根施工を考える第1歩。それぞれの屋根材の特徴など見ていきましょう。
スレート屋根
スレートとはもともと粘板岩のことで高級素材であり洋風の建築に使用されていました。
現在スレートは大きく分けて2種類あります。
前述した天然の粘板岩を割って作られた「天然スレート」とセメントや繊維質で作られた「化粧スレート」です。
日本の一般住宅では主に後者の「化粧スレート」が使用されています。
またこの「化粧スレート」は呼び名がいろいろとあるので紛らわしく感じる方も多いかもしれません。
これは時代やメーカーによって呼び名が変わっているのが原因です。
「カラーベスト」「コロニアル」「スレート板」呼び名は違っても基本的に同じ化粧スレートの事を示しています。

スレート屋根のメリットとデメリット
◎メリット◎
耐震性/低コスト/デザイン性豊富
×デメリット×
塗膜が劣化するのが早い/定期的なメンテナンスが必須
劣化のサイン
| レベル | 症状 | 状態 | 施工方法 |
| 劣化レベル💀 | 色あせ | 塗膜劣化初期の初期サイン | 塗装 |
| 劣化レベル💀💀 | コケ・黒ずみ | 防水性が低下しているかも!? | 洗浄&塗装 |
| 劣化レベル💀💀💀 | ひび割れ | 水の浸入のリスクあり | 補修&塗装 |
| 劣化レベル💀💀💀💀 | 反り・浮き | 下地に影響を及ぼす可能性も | カバー工法など |
| 緊急対応レベル⚠️⚠️⚠️ | 雨漏り | 下地に影響している可能性大 | 葺き替えなど |
ご自宅の屋根はいかがでしょうか?
色あせ程度ならまだ気にすることもないかもしれませんが、放置を続けると補修費が一気に高くなってしまいます😱
狭山市エリアは夏の暑さと冬の寒暖差が大きく劣化が早い地域です。全国平均より少し早めで考えると安心です。

金属屋根
金属屋根とは軽くて耐久性が高い為、今最も選ばれている屋根材です。
大きく3種類に分けられます。
| ガルバニウム鋼板 | 軽量◎/耐久性◎/コスパ◎ |
| アルミ | 錆に強い◎/少し高い× |
| ステンレス | 超高耐久◎/費用が高い× |
特に耐久性と価格のバランスが良い点からガルバニウム鋼板がリフォームでもよく使用されています。
前述したスレート屋根の「カバー工法」も既存のスレート屋根の上にガルバニウム鋼板を重ね葺きしています。

金属屋根のメリットとデメリット
◎メリット◎
超軽量/錆に強い/リフォームに最適
×デメリット×
騒音が気になるケースあり(遮音材など下地と組み合わせる必要あり)
施工技術で差がでる(信頼できる業者に依頼することが大切です)

瓦屋根
瓦屋根は粘土やセメントを焼成・成形したもので、昔からある為、和風な要素の強い住宅イメージがありますが、瓦屋根は耐久性にとても優れており長寿命です。
日本の歴史的建造物に瓦が使われているのも納得ですね。
以下は代表的な3種類とその特徴です。
| 陶器瓦 | 焼き物・耐久性は最強レベル・色褪せにくい◎ |
| 釉薬瓦 | 表面に釉薬が施されており、防水性と美観に優れている |
| セメント瓦 | 生産終了が多くメンテナンスが必要 |
テレビなどで良く空手の瓦割りなどをしているのを見て、瓦=重いというイメージの方も多いのではないでしょうか?
重い分風に強く、焼き物の為防災性能が高いです。

瓦屋根のメリットとデメリット
◎メリット◎
圧倒的な耐久性/メンテナンス回数が少ない/断熱・遮音性能◎/重厚感あるデザイン
×デメリット×
重い/漆喰や下地が劣化/コストが高い
陶器瓦なら50年以上の耐久性があり塗装が必要ありません。また暑さや騒音に強く、台風・火災などへの強さはスレート屋根や金属屋根材以上です。
屋根施工において知っておきたい事
家の屋根は、雨風や紫外線から家全体を守る「最大の要」です。屋根を長持ちさせ、安心・安全な生活を維持するために知っておくべきことは、主に「定期点検」、「劣化のサイン」、「適切なメンテナンス」の3つです。
1. 定期的な点検の重要性と方法
屋根は自分で見えにくい高所にあり、劣化に気づきにくい場所です。小さな問題が雨漏りなどの大きな被害に発展する前に、早期発見・早期対応が非常に重要です。
- 信頼できる業者に点検を依頼:
- 頻度: 5年~10年に一度を目安に専門業者に依頼しましょう。築年数が経っている場合は、より短い周期での点検を検討してください。
- 臨時点検: 台風、大雨、強風、地震、大雪などの自然災害の後は、目視できる被害がなくても、必ずプロの点検を受けましょう。
- ご自身でできる安全な目視確認:
- 屋根に登るのは非常に危険なので絶対に避け、安全な場所から確認しましょう。
- 2階の窓やベランダから1階の屋根を見る。
- 自宅の周りを歩き、遠目から屋根全体の色や形に異常がないか確認する。
- 屋根裏(小屋裏)や押し入れの天井にシミやカビがないかチェックする。
- 強風後に庭に釘や小さな屋根材の破片が落ちていないか確認する。
2. 見逃してはいけない劣化のサイン一覧
これらのサインを見つけたら、要相談!自分で判断せずに相談してみましょう。
3. 屋根材別の寿命
屋根材によって、メンテナンスの最適な時期や方法が異なります。
4. スレート屋根と金属屋根の施工方法
屋根には塗装、カバー工法、葺き替えなどの施工方法があります。
◆塗装工事
スレート自体に防水性はない為、塗装をすることで防水機能を復活させることが出来ます。
◆カバー工法
既にあるスレート屋根の上から新しい屋根材を重ねる方法です。
解体や撤去を行わないため廃材が少なく済む点、工期が短くすむという点でお勧めです。
しかし、重量が増える為耐震性は下がってしまうのが欠点です。

◆葺き替え
スレート屋根を一度全て撤去し、屋根を新しく葺く方法です。
撤去した際に劣化した下地まで補修ができるので新品同様に寿命が復活します。
ただもちろんコストはかかるので要注意です。


瓦屋根の施工方法
◆瓦の差し替え
少量の瓦が割れたり、ズレたりした際に、同じ種類の瓦に差し替える方法です。
部分的な補修で済む場合に行います。
漆喰の詰め直し
漆喰の劣化が進行し、瓦の落下やズレを防ぐために棟瓦の漆喰部分を補修する方法です。
棟取り直し
漆喰の劣化がひどく、棟の歪み瓦の崩れがある場合に棟瓦を一度解体します。
その後内部の土台をやり直す方法です。
葺き直し
既存の瓦がまだ使える状態にあるが、下地や防水シートが劣化している場合に下地と防水シートだけを新しくし、その上に既存の瓦を施工する方法です。
葺き替え
瓦全体が劣化しており、下地までかなり傷んでいる場合に行う施工方法。
瓦も下地も撤去し、全て新しくします。

まとめ
みなさん、自宅の屋根がどんな材料で、どんな施工方法があるか少しでもわかりましたか?
屋根はお家にとってとても大切な部分。
少しでもコストを抑える為にも定期的にチェックしましょう。
もちろん、やっぱりご自分で判断が難しい。屋根に登るなんてできない!
などさまざまな悩みやお困り事がお有かと思います。
そんな時は弊社に是非ご相談を!
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